個人事業主の HP に
必要な 7 つのページ
── 最低限これだけは

「ホームページを作ろう」と決めた次にぶつかるのが「で、結局どんなページを作ればいいの?」という問い。本記事では、Soraha が個人事業主・小規模店舗の HP を作るときに「最低限これだけは入れましょう」とお伝えしている 7 つのページを、業種別の例とあわせて共有します🌿

水彩タッチで描かれた、個人事業主の HP に必要な 7 つのページを設計する女性のイラスト

はじめに ── ページは "盛る" より "絞る"

「ホームページを作ろう」と決めたあと、最初にぶつかるのが 「で、結局どんなページを作ればいいの?」 という問いです。

Soraha のお客さまからも、よくこの相談をいただきます。
「トップページと、お問い合わせと…あと何が要りますか?」「同業のあのサイト、ページがたくさんあるんですが、うちも全部要るんでしょうか?」

結論からお伝えすると、個人事業主の HP は "盛る" より "絞る" 方が成果が出ます。ページが多ければ多いほどいいわけではなく、「お客さまが申し込みに至るまでに必要な情報」を、過不足なく揃えるのがゴールです。

本記事では、Soraha が個人事業主・小規模店舗の HP を作るときに「最低限これだけは入れましょう」とお伝えしている 7 つのページを、業種別の例とあわせて共有します。

📌 関連記事
そもそも HP を自作するか外注するか迷っている方は、先に 個人事業主が HP を自作する前に知っておきたい 7 つのこと を読まれることをおすすめします。本記事は「作る」と決まった方向けの内容です。


① トップページ ── 5 秒で「自分向けの店」と伝える

最重要にして、一番つくり込みが必要なページです。

トップページの役割は、訪問者が 5 秒以内に「あ、これは自分向けのお店だ」と判断できること。ここで離脱されると、他のページは一切読まれません。

Soraha がトップページで必ず入れる 4 要素

  • ファーストビュー(HP を開いて最初に見える画面)に「誰のための、何のお店か」を一文で
  • お店の "らしさ" が伝わるメインビジュアル(写真または図)
  • 主要メニュー・サービスの抜粋(3 つ前後)
  • お問い合わせや予約への導線ボタン

たとえばカフェなら、「平日の昼下がりに、一人で読書できる静かなカフェ」のように お客さま像と過ごし方をセットで言語化 します。「美味しいコーヒーのお店」では弱い。誰のためなのかを言い切る方が、刺さる人にはきちんと刺さります。

写真素材で迷ったら Soraha が使い分けている 7 つの写真素材サイト も参考にどうぞ。


② サービス・メニュー紹介ページ ── 「で、いくら?」に必ず答える

トップで興味を持った人が次に見るのが、サービスやメニューの詳細です。

ここで一番やってはいけないのは、価格を載せないこと。「お問い合わせください」だけで価格を隠すと、9 割の人は黙って離脱します。Soraha の体感では、価格非公開のサイトはお問い合わせ数が露骨に落ちます。

最低限、書いておきたいこと

  • メニュー名 / サービス名
  • 料金(または料金の目安・最低価格)
  • 所要時間・内容のボリューム

業種別の例

  • サロン:「カット ¥5,500 / 約 60 分 / シャンプー込み」
  • 士業:「初回相談 30 分 無料 / 顧問契約 月額 ¥33,000〜」
  • 教室:「体験レッスン ¥2,000 / 60 分 / 道具レンタル可」

価格に幅がある仕事(オーダーメイド系・コンサル系)でも、「¥◯◯〜」または「事例ごとの目安レンジ」は出した方が問い合わせの質が上がります。冷やかしの問い合わせが減り、本気の方だけが残ります。

水彩タッチで描かれた、メニュー表と料金を考える女性のイラスト

③ プロフィール(自己紹介)ページ ── 「誰がやっているか」で選ばれる

個人事業主の HP で、実は二番目によく読まれるのがこのページです。アクセス解析で見ると、お問い合わせ前にほぼ必ず立ち寄られます。

理由はシンプルで、個人事業のサービスは 「何をやるか」と同じくらい「誰がやるか」が選択基準 だからです。お客さまは "信頼できそうな人" にお金を払いたい。だからこそ、ここは手を抜けません。

入れておきたい 5 要素

  • 顔写真(できれば自然光のもの、笑顔でなくても OK)
  • 名前・屋号
  • 経歴・実績(年数、資格、過去の職歴)
  • このお店 / サービスを始めた 理由・想い
  • お客さまへのメッセージ

特に「始めた理由」は、他店との差別化要素になります。「前職で◯◯に悩んでいる方を見て」「自分自身が△△で困った経験から」── こういう動機の部分こそ、AI や同業他社にコピーされない あなただけのコンテンツです。


④ お問い合わせ・予約ページ ── ボタンの数より、答えやすさ

ここがゴール地点です。トップから来ようが、メニューから来ようが、最後はこのページに着地します。

Soraha がよく見る失敗は、「お問い合わせ項目が多すぎる」 こと。氏名・フリガナ・住所・電話番号・年齢・希望日時・ご質問内容…と並ぶと、スマホで入力するのが苦痛で離脱されます。

最低限でいい 3 項目

  • お名前
  • メールアドレス(または電話番号)
  • ご相談内容(自由記述)

これで十分。住所が必要なら 契約段階で聞けばいい話で、初回のお問い合わせで全部揃える必要はありません。

お問い合わせ手段は複数用意

フォームが苦手な層もいるので、

  • フォーム
  • LINE 公式アカウント
  • 電話(営業時間明記)

の 3 ルートを用意できると、取りこぼしが減ります。サロンや教室なら、LINE 経由の予約が一番多くなることもよくあります。


⑤ よくあるご質問(FAQ)ページ ── 問い合わせ前の "不安潰し"

これは「あれば最高、なくてもギリ OK」のページですが、Soraha は ほぼ全てのお客さまに作ることをおすすめ しています。

理由は 2 つ

  • お客さまの不安を、問い合わせ前に解消できる(=申し込みハードルが下がる)
  • 同じ質問への対応を減らせる(=本業に集中できる)

質問は最初から完璧でなくて構いません。実際にいただいた質問を 少しずつ追記していく 運用が一番うまくいきます。

業種別の例

  • カフェ:「ペット同伴は OK ですか?」「Wi-Fi・電源はありますか?」「予約は必要ですか?」
  • サロン:「子連れでも大丈夫ですか?」「カラー剤の持ち込みはできますか?」
  • 士業:「初回相談は無料ですか?」「対応エリアはどこまでですか?」「土日対応は可能ですか?」

5 〜 10 個もあれば、十分に効果が出ます。


⑥ アクセス・店舗情報ページ ── Google マップだけで終わらせない

実店舗を持つ業種(カフェ・サロン・教室など)では必須のページです。逆に、オンライン完結型の士業やコンサルなら省略可。

ありがちなのが、Google マップを貼って終わりのパターン。これだと「行けるか行けないか」しか伝わりません。

必ず追加したい情報

  • 最寄り駅からの徒歩分数 + ルートの目印(「◯◯駅 北口を出て、コンビニを左折」のように、文章で)
  • 駐車場の有無(無いなら「近隣コインパーキング徒歩◯分」まで書く)
  • 営業時間・定休日
  • 店舗外観・内観の写真(初来店の不安を消す)

特に 外観写真は地味に効きます。「あ、この建物だ」と分かるだけで、初来店のハードルが目に見えて下がります。

水彩タッチで描かれた、お店の地図と道案内を確認する女性のイラスト

⑦ お知らせ / ブログページ ── "生きているサイト" の証明

最後の 1 枠は、お知らせやブログです。更新が無いサイトは、お客さまから "閉店してるのかな?" と思われるリスクがあります。

ブログを書く時間が無いという方も多いので、Soraha はこの 3 つの使い方をおすすめしています。

  • 臨時休業・営業時間変更のお知らせ(最低限これだけでも OK)
  • 新メニュー・新サービスの紹介(月 1 回程度)
  • 季節の挨拶・お客さま事例(書ける時だけ)

頻度より 「最終更新日が 3 ヶ月以内に見える」ことが大事です。逆に、半年以上更新が無いと、Google の検索評価にも、お客さまの心象にも、両方マイナスに働きます。

業種別の運用例

  • カフェ・サロン:Instagram への投稿リンクを HP に流し込むだけでも OK
  • 士業・教室:法改正情報や、よくある相談事例の短文化が相性◎

無理のない頻度で、続けられる形を選んでください。

📌 更新の優先順位
ブログを毎週書く必要はありません。
「営業時間・料金・お知らせ」のような 事実情報 を月 1 回でも更新できれば、十分に "生きているサイト" として認識されます。


おわりに ── 7 ページで土台ができたら、あとは育てる

改めて 7 つを並べると、

  1. トップページ
  2. サービス・メニュー紹介
  3. プロフィール
  4. お問い合わせ・予約
  5. よくあるご質問
  6. アクセス・店舗情報(実店舗の場合)
  7. お知らせ / ブログ

この 7 つが揃えば、個人事業主の HP として「お問い合わせを生む土台」は完成です。最初から 20 ページ作る必要はありません。まず 7 ページで公開して、運用しながら必要なページを足していくのが、Soraha がおすすめしている進め方です。

逆に、この 7 つのどれかが ごっそり抜けている / 中身が薄い HP は、デザインがどれだけ綺麗でも成果が出にくい。アクセスはあるのにお問い合わせが来ない、という相談をいただくとき、原因の 8 割はこのあたりに眠っています。

「うちの場合、どのページにどこまで書けばいいか分からない」「いま動いているサイトを、この 7 ページの観点で見てほしい」── そんなときは、Soraha design までお気軽にご相談ください。HP の新規制作はもちろん、既存サイトの "ページ構成チェック" だけでも承っています。

ホームページは、作って終わりではなく、ここから育てていくもの。その最初の土台づくりを、お手伝いできれば嬉しいです🌿


① 「誰に、何を伝えるか」が決まっているか

HP 制作で最も重要、そして最も飛ばされやすいのが「ペルソナと価値提案」です。

「うちのサービスを必要としている人は、どんな人?」
「その人に、1 行で何を伝える?」

これが決まっていないと、トップページの 1 文目が書けません。書けないまま「とりあえずテンプレ通りの文章」で埋めると、誰の心にも刺さらない HP ができあがります。

チェックリスト

  • 想定読者を 1 人、具体的に思い浮かべられるか(年齢・職業・悩み)
  • その人に伝えたい価値を 1 行 で書けるか
  • 競合ではなく "あなた" を選んでもらう理由が言えるか

3 つ全部 "Yes" になってから、レイアウトの話に入っても遅くありません。


② 競合の HP を 5 つ、徹底的に見たか

同業の HP を 5 サイト、ブックマークしてじっくり見てください。
できれば「自分より上手な人」「同じくらいの規模感」「少し変わった切り口」をミックスして 5 サイト。

見るべきポイント

  • トップに何を最初に置いているか(コピー?写真?価格?)
  • サービス紹介の見せ方(一覧?カテゴリ別?ストーリー仕立て?)
  • 料金の出し方(明朗会計?要相談?)
  • お問い合わせまでの動線(最短何クリック?)

これを 30 分でも見ておくと、自分の HP に 「ここはマネしたい」「ここは差別化したい」 という軸ができます。


③ 必要なページは何ページか(最低 / 理想)

ページ数が増えるほど、作る時間も維持の手間も増えます。
まずは 「最低何ページあれば事業として機能するか」 を決めましょう。

最小構成の目安

  • 1 ページ完結 LP ─ 単一サービス特化(例:オーダーメイド菓子の予約)
  • 3 ページ HP ─ トップ / サービス紹介 / お問い合わせ
  • 5-6 ページ HP ─ 上記+ About / Works / Blog

「あれもこれも入れたい」と全部詰め込む前に、1 ページから始めて段階的に増やす 方が、現実的で運用も続きます。

ノートに描いたワイヤーフレームと付箋のクローズアップ

④ ドメイン・サーバーの仕組みを理解しているか

「ドメイン」と「サーバー」、それぞれ何のために必要か説明できますか?
ここを曖昧なまま契約すると、毎年の更新で「これ何の請求?」と困ることになります。

最低限知っておきたい

  • ドメイン:年間 1,000〜5,000 円程度。.com.jp を取得・更新
  • サーバー:月 500 円〜数千円。HP のデータを置く場所
  • SSL 証明書:HTTPS 化のため。最近は無料の Let's Encrypt が一般的
  • Cloudflare Pages や Netlify:静的サイトなら無料で公開できる選択肢も

「サブドメインで無料公開する」「独自ドメインを取って本格運用」など、ステップを分ける選択肢もあります。


⑤ 写真と文章は、誰がいつ用意するか

多くの方が見落とすのが、「コンテンツ準備の工数」 です。

レイアウトは数日で形になっても、「お店の写真がない」「サービス紹介の文章が書けない」で 2 週間止まる ── これが本当によくあります。

事前に決めておきたい

  • 店舗写真:自分でスマホ撮影?プロに依頼?フリー素材?
  • プロフィール写真:プロフ用 1 枚は最低あった方が信頼感が出る
  • 文章:自分で書く?外注ライターに依頼?AI で下書き+自分で推敲?
  • 料金表:明朗に出す?「お問い合わせください」にする?

素材選びについては、別記事の 「Soraha が制作で使い分けている、7 つの写真素材サイト」 もご参考ください。


⑥ スマホ表示の確認方法を知っているか

2026 年現在、HP のアクセスの 7〜8 割はスマートフォン から。
にも関わらず、「PC で作って満足、スマホで見たら崩れていた」というケースが後を絶ちません。

確認すべきこと

  • iPhone / Android の実機で表示確認(画面サイズが異なる)
  • 横スクロールが発生していないか
  • ボタンが押しやすいサイズか(最低 44px 四方)
  • 文字が小さすぎないか(本文 16px 以上推奨)

制作ツール側の「スマホプレビュー」だけを信じず、必ず実機で確認するクセをつけてください。

スマホと PC で同じサイトを並べて表示しているデスク

⑦ 公開後のメンテナンスを誰がやるか

HP は「作って終わり」ではなく、「公開してからが始まり」です。

公開後にやってくる作業

  • 営業時間の変更(年に数回)
  • 料金・メニューの改定
  • 新しいお知らせ・ブログ更新
  • 写真の差し替え(季節ごとなど)
  • サーバー・ドメインの更新
  • セキュリティ対策(CMS 利用時)

「自分で更新する自信はあるか」「外注なら都度いくらかかるのか」を、公開前に決めておくこと。

📌 3 年後の自分が、この HP をどう感じるか
作り終わった瞬間が完成度のピークになりがちです。
「3 年後も無理なく更新できるか」を、設計時から意識してください。


おわりに ── 「自作するか、外注するか」の判断軸

ここまで読んでくださってありがとうございます。
7 つを通して感じたかもしれませんが、HP 制作で本当に大変なのは「コーディング」ではなく「準備と運用」 です。

自作が向いている人

  • 時間に余裕があり、学ぶことが好き
  • シンプルな 1 ページから始めたい
  • 自分の表現を細かく追求したい

外注が向いている人

  • 本業に時間を集中したい
  • デザイン・コーディングの判断疲れを避けたい
  • 第三者目線で整理してもらいたい

どちらが正しいということはありません。
ただ、迷っている時点で「準備にもう少し時間が必要」というサインかもしれません。

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